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インビザラインは、透明で目立たないマウスピース矯正として世界中で支持され、治療を受けた患者数は2000万人に達する見込みです。
その実績から安心感のある治療法ですが、「口臭が悪化するのでは?」と不安を感じる方も少なくありません。
実は、適切なケアを怠ると口臭が発生する可能性はありますが、原因を理解し、効果的な対策を取ることで十分に防ぐことが可能です。
本記事では、インビザライン治療中の口臭の原因や具体的な予防方法について詳しく解説します。快適な矯正ライフを送りたい方はぜひご覧ください。
インビザライン治療中、適切なケアを怠ることで、口臭が悪化する場合があります。以下にその具体的な原因を解説していきます。
インビザラインのマウスピースは、1日20〜22時間という長時間装着されます。
食事や飲み物を摂取した後に歯磨きはもちろん行って欲しいのですが、マウスピースの洗浄も適切に行う必要があります。
適切に磨かれた歯の表面にも、その後数分程度で唾液中のタンパク質によりペリクルという膜が形成されます。このペリクルはプラークの足場となり、細菌が集まりやすい環境を作ります。
プラーク中の細菌が代謝によって揮発性硫黄化合物(VSC)を生成すると、腐卵臭や生ゴミのような臭いが発生します。
このプラークは装着中のマウスピースにも多量に付着することがあります。
よって、マウスピース自体も洗浄を行わないと、それ自体が細菌の温床となります。
インビザラインのマウスピースはプラスチック素材で作られており、日常的な着脱や保管時の取り扱いによって細かな傷がつくことがあります。
これらの傷は細菌や汚れを溜め込む場所となり、通常の洗浄では除去しにくいことがあります。
内面にプラークが付着する可能性について述べましたが、マウスピースの外面にも同様に汚れが付着する可能性があるということです。
マウスピースの取り扱いには細心の注意が必要です。着脱の際にも過度な力を入れず、必要に応じて専用のリムーバーを使用することで、不要な傷を防ぐことができます。
また、交換スケジュールを守り、新しいマウスピースを定期的に使用することで、傷のリスクを最小限に抑えることができます。
口腔内の清潔を保つための基本である歯磨きが不十分だと、歯垢や食べ物のカスが蓄積し、細菌が活発に活動する環境を作り出します。
特に、歯周ポケット内に溜まる歯垢は、口臭を引き起こすVSCを生成する細菌の温床となります。
これが進行すると、歯周病や虫歯の原因にもなり、結果的に口臭が悪化します。
インビザライン治療中は、通常の歯磨きだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使用し、歯と歯の間や装置周辺の汚れを徹底的に除去することが求められます。
歯周病菌が生成するメチルメルカプタンは、特に強い臭いを持つ物質であり、早期の対策が重要です。
マウスピースを装着したまま食事をしたり、コーヒーや紅茶、ジュースなどの飲み物を摂取すると、マウスピース内に飲食物の成分が残留します。
特に、コーヒーのように香りが強い飲み物は、マウスピースにその匂いが吸着しやすく、洗浄しても取り除きにくいことがあります。
また、糖分を含む飲み物は細菌のエサとなり、短時間で酸を生成します。これにより、口腔内が酸性に傾き、細菌の繁殖が促進されます。
この状態が続くと、マウスピースの内部にプラークが蓄積し、VSCの生成が加速します。
さらに、糖分による酸性環境は歯のエナメル質を弱め、虫歯のリスクも高めます。
インビザラインのマウスピースは歯全体を覆うため、唾液が歯の表面に十分に行き渡りにくくなります。
唾液は口腔内を洗浄し、細菌の増殖を抑える役割を果たす重要な液体です。
また、唾液には口腔内のpHを中性に保つ緩衝作用がありますが、この作用が弱まると細菌が増殖しやすい環境が作られます。
さらに、装置の装着中は気密性が高くなるため、口腔内の乾燥が進みます。特に口呼吸をしている場合、乾燥はさらに顕著になります。
食事などで外した直後のマウスピースはあまりにおいはしません。
しかし、装置内に溜まっている唾液が乾燥すると強烈な臭いを発します。
これ自体は矯正治療によるものでも、病的なものでもありませんが、口臭が発生したと勘違いしてしまう人も多いと思います。
少しでも不快な思いをしないように、外したマウスピースは水洗いしたのちに専用のケース内にて保管すると良いでしょう。
インビザライン治療中に口臭を放置すると、矯正治療や口腔内全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。口臭の原因は多くの場合、細菌の繁殖によるものです。
これを放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まり、矯正治療の中断を余儀なくされることがあります。
虫歯が発生すると、その治療により歯の形態が変わってしまい、マウスピースが合わなくなる可能性があります。
その場合、新しいマウスピースを作り直す必要があり、治療が遅れる原因にもなります。
また、歯周病が進行すると、顎の骨が溶けて歯が不安定になり、矯正の力に耐えられなくなることもあります。
生理的な口臭もありますが、病的口臭は治療を円滑に進めるための重要な警告サインです。日々の口腔ケアを徹底し、異変を感じたら早めに歯科医師に相談しましょう。
健康な口腔環境を保つことで、矯正治療の成功に近づくことができます。
インビザライン治療中に口臭を防ぐためには、日々のケアが非常に重要です。
ここでは、簡単に実践できる効果的な口臭対策を5つご紹介します。
インビザラインのマウスピースは、細菌や汚れが付着しやすいため、毎日丁寧に洗浄することが大切です。
長時間装着されるマウスピースは、汚れや細菌が繁殖する温床になりやすく、口臭の大きな原因となります。
洗浄を徹底することで、マウスピースの清潔さを保ち、口臭の予防につながります。
インビザラインを装着したまま飲食をすると、マウスピース内に食べ物や飲み物の成分が残り、細菌が繁殖しやすい環境を作り出します。
特に、糖分や酸を含む飲食物は細菌のエサとなり、口臭や虫歯のリスクを高めます。
インビザライン治療中は、通常以上に口腔ケアを徹底することが求められます。
歯磨きが不十分だと、細菌が増殖しやすくなり、口臭の原因になります。
唾液には、口腔内を洗浄し細菌の繁殖を抑える重要な役割があります。
しかし、インビザラインの装着中は口腔内が乾燥しやすく、唾液の分泌が抑えられるため、口臭が発生しやすくなります。
セルフケアだけでは落としきれない汚れや歯石が蓄積すると、細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となります。
歯科医院での定期的なクリーニングは、こうした問題を未然に防ぐために効果的です。
インビザライン治療中の口臭を防ぐには、マウスピースの清潔を保つこと、適切な口腔ケアを行うこと、そして定期的な歯科クリーニングが欠かせません。
これらの対策を日々の生活に取り入れることで、口臭を予防しながら快適な治療生活を送ることができます。
適切なケアを心がけ、健康で美しい笑顔を手に入れましょう。
当院では、世界でも希少な「インビザラインレッドダイヤモンド」受賞ドクターが在籍し、さらに日本で約20名のみ認定されているインビザライン社アラインファカルティー(教授)が治療を統括します。
このため、岡山にいながら世界標準の矯正治療を受けられる点が大きな強みです。
また、当院では60分のカウンセリングを行い、患者さまの疑問や不安に丁寧にお応えします。
分かりやすい説明を心がけ、一人ひとりに合わせた最適な治療計画をご提案いたします。
また、矯正専門医院ではなく、虫歯治療や親知らずの抜歯など矯正に伴う処置も一貫して行える総合歯科医院としての強みを持っています。
遠隔治療にも対応し、岡山県内はもちろん、広島県や香川県など近隣地域の方にもご利用いただけます。
世界レベルの治療を身近に感じながら、歯並びと健康の両面をサポートする当院で、理想の笑顔を手に入れませんか?