〒700-0901
岡山県岡山市北区本町7-25 Qbe本町2階
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
10:00 - 17:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - |
インビザラインで歯並びを整えると同時に、ホワイトニングで歯を白くしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが、「矯正治療中にホワイトニングを併用できるのか?」という疑問です。
インビザライン治療はマウスピースを使用する矯正方法であり、ホワイトニングとの併用には特有の注意点があります。
本記事では、ホワイトニングの基本的な仕組みや方法、矯正治療中にホワイトニングが可能かどうか、さらにおすすめのタイミングや併用のメリットと注意点をわかりやすく解説します。
理想的な笑顔を目指すために、インビザラインとホワイトニングの正しい進め方を理解しましょう。
結論として、インビザライン中にホワイトニングを行うことは可能です。
後述しますが、ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニング、患者様自身で行うホームホワイトニング、両者を組み合わせて行うデュアルホワイトニングがあります。
当院ではこのどれもが、インビザライン治療中に行えると考えております。特に、ホームホワイトニングでは、ホワイトニングジェルを保持するための専用トレーを作成する必要がありますが、この役割をインビザラインのマウスピースが果たしてくれるため、作成費用や手間を省くことができ、たくさんの方に喜ばれています。
しかし、矯正治療中に行うからこその注意点もあり、その理解は大切です。そのため、ホワイトニングを行う際は必ず歯科医師と相談し、適切な方法を選択しましょう。
インビザライン治療中にホワイトニングを行う場合、目的やライフスタイルに応じた方法を選ぶことが重要です。
それぞれの方法には特徴やメリット・デメリットがあります。
ここでは、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類を詳しく解説し、それぞれの化学的基礎についても触れます。
オフィスホワイトニングは、歯科医院にて歯科医師や歯科衛生士が施術する方法です。高濃度の過酸化水素(H₂O₂)を主成分とした薬剤を使用し、光や熱を用いて効果を促進します。
この方法は即効性があり、1回の施術で目に見える効果を得られるのが特徴です。
オフィスホワイトニングの高濃度過酸化水素は、歯のエナメル質と象牙質に浸透し、以下のような化学反応を引き起こします。
費用 | 1回あたり2万~4万円程度 |
---|---|
回数 | 1~3回程度 |
ホームホワイトニングは、自宅で行う低濃度の過酸化尿素(CH₆N₂O₃)を主成分とした薬剤を使用する方法です。
インビザラインのマウスピースをトレーとして使用できるため、追加のトレー作成費用が抑えられる場合があります。
薬剤を塗布したマウスピースを一定時間装着し、継続的に行うことで白さを実現します。
過酸化尿素は、過酸化水素と尿素に分解される化学特性を持ちます。
費用 | 1万円~3万円程度(薬剤代含む) |
---|---|
回数 | 毎日1~2時間装着を数週間続ける |
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法で、即効性と持続性を両立させます。
初回は高濃度薬剤で効果を引き出し、ホームホワイトニングで白さを維持します。
この方法では、過酸化水素と過酸化尿素の両方の作用を活用します。
費用 | 4万円~8万円程度 |
---|---|
回数 | オフィス1~2回+ホーム用薬剤数週間 |
インビザライン中にホワイトニングを行う場合、オフィス、ホーム、デュアルホワイトニングのいずれかを選択できます。
それぞれの方法は化学的なメカニズムに基づき、特有の効果を発揮します。歯科医師や歯科衛生士と相談し、自身の状態や目的に合った方法を選ぶことで、より安全かつ効果的なホワイトニングが可能です。
インビザライン治療中にホワイトニングを同時に行うことには、大きなメリットがあります。
その一つが、インビザラインのマウスピースをホワイトニングトレーとして活用できる点です。
通常、ホワイトニングを行う際には専用のトレーを作成する必要がありますが、インビザライン治療中であればその必要がなく、時間と費用の節約につながります。
また、矯正治療中は1日20時間以上の装着が求められるため、ホワイトニングのためだけに別途マウスピースを装着する必要がなくなる点も効率的で一石二鳥といえます。
さらに、インビザライン治療中に歯が白くなることで、見た目の変化を早く実感できるのも大きな魅力です。
特に、審美的な改善を求めて矯正治療を選択した方にとっては、歯並びの改善と同時に色調が整うことで、理想の口元に近づける実感が得られます。
こうした変化は、矯正治療のモチベーション維持にもつながり、治療計画を順調に進める助けとなります。
ただし、インビザラインとホワイトニングを同時に行う場合には、だからこその注意点も存在しますので、専門家に相談しながら進めることが重要です。
インビザライン治療中にホワイトニングを行うことで、歯並びと歯の白さを同時に改善できるメリットがあります。
しかし、効果を最大化し、トラブルを防ぐためにはいくつかの注意点を押さえる必要があります。
インビザラインでは、歯の動きをサポートするためにアタッチメントが歯に装着されることがあります。
ホワイトニングジェルは、アタッチメントがある部分の歯面に、表面からは行き渡りません。それ故、色ムラが生じる可能性があるといわれることがあります。
しかし、歯の表面から内部に浸透した薬液による化学反応であるため、実際には色ムラがでたことは今までありませんが、使用する薬液の種類や濃度によっては起こり得る可能性を否定はできません。
その場合には、治療が終了した際に全体を均一にホワイトニングし直す必要があるかもしれません。この点は事前に理解しておくことが重要です。
そもそも矯正中では、歯を動かすことで知覚過敏が生じる可能性があります。また、ホワイトニングの効果は歯の内部に薬液が浸透した結果生じます。
歯の内部では象牙細管を介して歯の神経に刺激が伝わることで痛みが生じます。これらが組み合わさり通常よりも痛みに敏感になる可能性はあります。
ホームホワイトニングでは、専用ジェルを一定時間歯に作用させる必要がありますが、これを就寝中に行うと装着時間が推奨時間を超える場合があります。
長時間の使用は知覚過敏や歯茎への刺激を引き起こすリスクが高まるため、時間を守って使用することが大切です。
インビザラインのマウスピースをホワイトニングトレーとして使用する場合、マウスピースの洗浄が不十分である場合に、プラークが付着することで薬剤が十分に歯面に塗布されないことも懸念されます。
またこれは歯の清掃状況にも言えることですので、ホワイトニングを行う際には、しっかりと歯磨きを行った後にするとよいでしょう。
インビザライン治療中にホワイトニングを行う場合、アタッチメントによる色ムラや知覚過敏、装着時間の調整などに注意が必要です。
安全かつ効果的にホワイトニングを進めるためには、歯科医師の助言を基に慎重に計画を立てることが大切です。適切なケアを行いながら、美しい歯並びと白い歯を手に入れましょう。
ホワイトニングとインビザラインをうまく併用することで、理想的な白く美しい歯並びを目指すことができます。
KAM Dental OKAYAMAでは、患者様一人ひとりの口腔状態に合わせた最適な治療計画を提案し、矯正治療とホワイトニングの効果を最大限に引き出すサポートを行っています。
美しい歯並びと白い歯を両立するために、経験豊富な歯科医師がしっかりとカウンセリングを行い、最適な治療方法をご提案いたします。
矯正やホワイトニングに関するご相談は、ぜひKAM Dental OKAYAMAへお任せください。 ご予約・お問い合わせをお待ちしております。